ペットや動物に戒名は必要ですか?

ここのお寺では、亡くなった動物を供養するのに戒名を付けていませんが、今までに、どうして戒名がないのですかとか、 戒名を付けて下さいと言われたことはありません。

そもそも戒名とは、人間が仏教の信者になり、仏さまの教えを守る決意を固めるために導師からいただくもので、 親からもらった名前を捨てて、一休さんとか珍念さんとかいう名前をもらうことで、それまでの経験や物の見方をリセットするわけです。

だから本当は生きてるうちにもらって正しい生活を送るべきなのですが、間に合わなかった人はお葬式の導師につけてもらいます。

ということはつまり、戒名を付けてもらうお金が法外に高かったり、金額によって位があるのはおかしいという考えは間違いではないのですが、 だからと言って自分で戒名を付けたりするのはおかしいわけです。

正しい教えに導いてあげるという意味なら、ペットに戒名を付けることは間違いではありませんが、 付けるなら人間に準じてつけるべきです。
ペットは人間より劣っているから戒名がもらえないという考えも、ペットは人間ほど悪いことをしていないから、 戒律を受けて戒名をもらう必要はないという考えも、同様に正しくありません。

ペットのお寺や霊園では、人間の戒名に代わるいろんな名前を付けておられる所もあるようですが、 ペットを亡くした人たちの心に安らぎを与えるための工夫であるならば、とやかく言うつもりはありません。
ただ、何かとりあえず新しい名前を付けなければペットが成仏しないと考えるなら、それは明らかに間違いです。

動物とお坊さんより


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